家庭医学館 の解説
しんどうしょうがいしんどうびょうはくろうびょう【振動障害(振動病/白ろう病)】
●症状
手指や前腕のしびれ感、冷感がおこり、皮膚がろうのように白くなります。感覚が鈍くなったり、過敏になったりすることもあります。
関節の変形や骨の硬化がおこることもあります。
●治療
治るまで、振動工具の使用は禁止です。
体操や運動浴などの運動療法、ホットパックなどの温熱療法、血管拡張薬や鎮静薬(ちんせいやく)の服用を行ないます。
症度がⅡ以上であれば、職業病と認定され、労働者災害補償保険が適用になります。
●予防
振動工具の使用時間の短縮、防振手袋の使用、耳栓(みみせん)の使用、全身の保温などを守ることがたいせつです。