振放見(読み)ふりさけみる

精選版 日本国語大辞典 「振放見」の意味・読み・例文・類語

ふりさけ‐・みる【振放見】

〘他マ上一〙 遠くを仰ぎ見る。はるかかなたを見上げる。ふりさけあおぐ。
万葉(8C後)二〇・四三六七「あが面(もて)の忘れも時(しだ)筑波嶺を布利佐気美(フリサケミ)つつ妹は偲(しぬ)はね」
古今(905‐914)羇旅・四〇六「あまの原ふりさけみればかすがなるみかさの山にいでし月かも〈安倍仲麿〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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