振落(読み)ふりおとし

精選版 日本国語大辞典 「振落」の意味・読み・例文・類語

ふり‐おとし【振落】

〘名〙
① ゆすって落とすこと。
振籤(ふりくじ)に当たること。くじをひきあてること。
仮名草子・花山物語(1648‐61頃か)二「ふりおとしは、大炊中将殿、讚岐の局を、とらせ給ふ」
取引で、大手筋が買い、また、売りを行なおうとする時、他が追従するのを防ぐため、一時反対の行動に出て、追随者を一掃すること。

ふり‐おと・す【振落】

〘他サ五(四)〙
① 振り動かして重力遠心力によって落ちるようにする。ゆすり動かして落とす。
今昔(1120頃か)一九「児を取落して谷に落入れてけり。遙に被振落るを見て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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