挵る(読み)セセル

デジタル大辞泉 「挵る」の意味・読み・例文・類語

せせ・る【×挵る】

[動ラ五(四)]

㋐とがった物で、繰り返しつつく。つついて掘る。つつきほじくる。「ようじで歯を―・る」
はしで、食べ物をあちこちつつきまわす。「食べ物を汚く―・る」
虫などが刺す。かむ。
「―・られてられやしない」〈風葉・世間師〉
からかい、もてあそぶ。
続松ついまつの火を以て毛もなく―・る―・る焼きて」〈今昔・二七・四一〉
こまかなところまでうるさく取り上げて問題にする。
「民を強う―・れば分散するぞ」〈毛詩抄・七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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