捏ち上げる(読み)デッチアゲル

デジタル大辞泉 「捏ち上げる」の意味・読み・例文・類語

でっち‐あ・げる【×捏ち上げる】

[動ガ下一]
ないことをあるように作り上げる。捏造ねつぞうする。「手柄話を―・げる」
なんとか形だけは作り上げる。「宿題作文を―・げる」
[類語]捏造ねつぞうでっち上げ歪曲ねじ曲げるひん曲げる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「捏ち上げる」の意味・読み・例文・類語

でっち‐あ・げる【捏上】

  1. 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙 ないことをあるように作りあげる。むりに作りあげる。捏造(でつぞう・ねつぞう)する。
    1. [初出の実例]「妄想をデッチ上げた恋愛小説でも作って」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉犬物語)
    2. 「間に合せにでっち上げた小道具」(出典:日本人のへそ(1969)〈井上ひさし〉第一幕)

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