捏ね合せる(読み)コネアワセル

デジタル大辞泉 「捏ね合せる」の意味・読み・例文・類語

こね‐あわ・せる〔‐あはせる〕【×捏ね合(わ)せる】

[動サ下一][文]こねあは・す[サ下二]
手で練るようにしてよくまぜる。「卵黄小麦粉を―・せる」
いろいろなものを一緒くたにして無理に形を整える。「あれこれ都合のよいように―・せた話」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「捏ね合せる」の意味・読み・例文・類語

こね‐あわ・せる‥あはせる【捏合】

  1. 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]こねあは・す 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙
  2. 異質のものを合わせてかきまぜ、調和させる。こねあわす。
    1. [初出の実例]「あまたの食らひ残し、呑み残したるものを、とりあつべ、こねあはせ一段うまさうなる料理也」(出典:仮名草子・可笑記(1642)三)
  3. 物事をあれこれいいかげんにまぜ合わせる。こねあわす。
    1. [初出の実例]「大慧も一句は存(そん)一句は奪と云たる程にこねあわせてあるまじひぞ」(出典:史料編纂所本人天眼目抄(1471‐73)一)

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