捏ね回す(読み)コネマワス

デジタル大辞泉 「捏ね回す」の意味・読み・例文・類語

こね‐まわ・す〔‐まはす〕【×捏ね回す】

[動サ五(四)]
何度もこねてかき回す。「粉に水を加えて―・す」
何度もあれこれしつこく考えたり言ったりする。「ごたごたと理屈を―・す」
[類語]かき回すね返す練る捏ねる捏ねくる捏ね上げる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「捏ね回す」の意味・読み・例文・類語

こね‐まわ・す‥まはす【捏回】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 何回もこねてかきまわす。かきまぜる。こね返す。
    1. [初出の実例]「其縄をひっきざんで水へ入、こねまはせば、汁の実にもなるべい」(出典:雑兵物語(1683頃)下)
  3. いじりまわす。物事を、必要以上にいじりまわして複雑にする。こね返す。
    1. [初出の実例]「相換らず理窟を捏廻(コネマ)はすねえ」(出典別天地(1903)〈国木田独歩〉上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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