捨人(読み)すてびと

精選版 日本国語大辞典 「捨人」の意味・読み・例文・類語

すて‐びと【捨人】

〘名〙
① 世に見捨てられ忘れられてしまった人。
※宇津保(970‐999頃)嵯峨院「色そむる木の葉はよきて捨人の袖にしぐれの降るがわびしさ」
俗世を捨てた人。僧侶隠者。世捨人。
※高野日記(1372頃)「かかる御もてなし、すて人の身の上には、めづらしう侍るとて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android