捩じくれる(読み)ネジクレル

デジタル大辞泉 「捩じくれる」の意味・読み・例文・類語

ねじ‐く・れる〔ねぢ‐〕【×捩じくれる/捻じくれる/×拗じくれる】

[動ラ下一][文]ねぢく・る[ラ下二]
ねじれて曲がる。曲がりくねる。「―・れた松の幹」
ひねくれる。「―・れた性格
[類語]おこいか憤る八つ当たりいじけるひねくれるすねるひがむねじけるふくれる気色けしきばむむかつくむかっとむかむかむっとむしゃくしゃむらむらくしゃくしゃ不快不愉快不機嫌不興憮然仏頂面虫の居所が悪い風向きが悪い胸糞が悪い・けった糞が悪い・気を悪くするつむじを曲げるはらわたが煮え返る臍を曲げる・怒り付ける・怒り狂う腹立つ腹が立つ小腹が立つ向かっ腹が立つ・腹を立てる怒り心頭に発するしゃく小癪こしゃくしゃくに障る癇癪かんしゃく冠を曲げる堪忍袋の緒が切れる向かっぱらやけっぱら業腹業を煮やす逆上青筋を立てる憤懣ふんまんわなわな虫唾むしずが走る反吐へどが出る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「捩じくれる」の意味・読み・例文・類語

ねじ‐く・れるねぢ‥【捩・拗】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ねぢく・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. ねじれて曲がる。曲がりくねる。
    1. [初出の実例]「磯の松の曲(ネヂ)くれたも」(出典:当世少年気質(1892)〈巖谷小波〉五)
  3. 性格や態度がすなおでなく、ひねくれる。
    1. [初出の実例]「性質は分らないが、どうもねぢくれた処などが有りさうにはない」(出典:ヰタ・セクスアリス(1909)〈森鴎外〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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