掃溜(読み)はきだめ

精選版 日本国語大辞典 「掃溜」の意味・読み・例文・類語

はき‐だめ【掃溜】

〘名〙
① ちり・ごみ・汚物などの捨て場。はきだみ。ごみため。ちりづか。
日葡辞書(1603‐04)「チリノ faqidame(ハキダメ)
② 種々雑多なものが掃き寄せられたように入りこみ、集まっている所。
政談(1727頃)二「今は御先手は御旗本の掃溜と号して、御役人の中にても役に不立をすること也」
近世、特に諸国から出稼ぎ人などが多く集まったところから、江戸をさしていう。日本の掃溜。
※雑俳・柳多留‐三六(1807)「掃溜は御恐おおいたとへなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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