排尿反射(読み)はいにょうはんしゃ

世界大百科事典(旧版)内の排尿反射の言及

【尿】より

腎臓【星 猛】【日向 正義】
[排尿micturition,urination]
 腎臓から尿管を経て膀胱へ運搬された尿は,一時そこにたまり,やがて尿道から体外へ排出(排尿)されるが,ふだんは尿道の始まりの部分にある内括約筋(膀胱括約筋)と外括約筋(尿道括約筋)が収縮していて尿が漏れないようになっており,外括約筋は随意的にもコントロールすることができる。排尿はまず排尿反射によってひき起こされる。すなわち,膀胱にしだいに尿がたまり,一定量以上に達して膀胱内圧が一定の値以上になると,その刺激(インパルス)が交感神経を経て仙髄の排尿反射中枢へ,そこから副交感神経を経て膀胱に達する反射路が形成され,反射的に膀胱の筋肉(排尿筋)が収縮し内括約筋が弛緩する。…

※「排尿反射」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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