掖垣(読み)えきえん

精選版 日本国語大辞典 「掖垣」の意味・読み・例文・類語

えき‐えん‥ヱン【掖垣】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「掖」は宮門傍らにある小門の意 ) 天子宮殿近くにある垣。転じて、宮廷御所
    1. [初出の実例]「掖垣壁毎清冷。万事余閑養聖齢」(出典:経国集(827)一四・奉和清涼殿画壁山水歌〈滋野貞主〉)
    2. [その他の文献]〔劉楨‐贈徐幹詩〕

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普及版 字通 「掖垣」の読み・字形・画数・意味

【掖垣】えきえん(ゑん)

宮殿の垣。また、唐代、門下左掖中書を右掖という。唐・杜甫〔春、左省に宿す〕詩 は隱す、掖垣の 啾啾(しうしう)として棲鳥

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