掛けて(読み)カケテ

デジタル大辞泉 「掛けて」の意味・読み・例文・類語

かけ‐て【掛けて】

[副]
心にかけて。
山越しの風を時じみる夜おちず家なる妹を―しのひつ」〈・六〉
ちょっと。少しでも。
「この人の御ことをだに―聞き給ふは」〈夕霧
(下に打消し・反語の語を伴う)決して。いささかも。
「つれなく知らず顔にて、―思ひ寄らぬさまに」〈夕顔

かけ‐て【掛けて】

[連語]
(「…にかけては」の形で用いる)…に関しては。…については。「早起きに掛けては彼の右に出る者はいない」
(「…から…にかけて」「…から…へかけて」の形で)ある所・時から他の所・時まで、動作状態が及ぶ意を表す。…にわたって。「この鳥は秋から冬に掛けて日本にやって来る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android