掛け込む(読み)カケコム

デジタル大辞泉 「掛け込む」の意味・読み・例文・類語

かけ‐こ・む【掛け込む】

[動マ下二]鍵を掛けて門戸を閉ざす。
「その遣戸やりど―・めて」〈落窪・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掛け込む」の意味・読み・例文・類語

かけ‐こ・む【掛込】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 マ行五(四) 〙
    1. 差額をもうけるため)両替で、客から受け取る金銀目方実際の目方より少なめに計る。⇔掛け出す
      1. [初出の実例]「懸籠 カケコム」(出典:文明本節用集(室町中))
    2. 積立金掛金などを定期的に払い込む。
    3. 落ち着いて腰をおろす。
      1. [初出の実例]「筵の上に尻を掛け込んで火打ち道具を取り出して」(出典:落語・田能久(1898)〈四代目橘家円蔵〉)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙かけこめる(掛込)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android