掛倒(読み)かけだおれ

精選版 日本国語大辞典 「掛倒」の意味・読み・例文・類語

かけ‐だおれ‥だふれ【掛倒】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 掛金回収ができないで損すること。また、その金。
    1. [初出の実例]「かけたおれ・つかひはてより名がわるい」(出典:雑俳・蓬莱山(1709))
  3. 費用をかけただけで収益のないこと。費用倒れ。
    1. [初出の実例]「算用足らずのかけだをれ、伝授覚へて手はきかぬ」(出典:浄瑠璃・傾城酒呑童子(1718)四)
  4. 掛金をかけるばかりで、損となること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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