最新 地学事典 「接触交代作用」の解説
せっしょくこうたいさよう
接触交代作用
contact metasomatism
接触変成帯でマグマからの物質の供給を受けて母岩の総化学成分が変化する作用。母岩が石灰岩や苦灰岩などの炭酸塩岩の場合にその効果は特に著しく,大量のスカルンと各種の鉱石鉱物からなる接触交代鉱床をつくる。スカルン化作用・高温交代作用・気成交代作用とだいたい同義。関係する火成岩は花崗閃緑岩・モンゾニ斑岩・花崗斑岩・石英斑岩・石英閃緑岩~石英閃緑ひん岩など,比較的小規模貫入岩体が多く,底盤規模の花崗岩質岩体は少ない。接触変成帯での異種岩石間の反応をも接触交代作用と呼ぶことがある。
執筆者:加納 博
参照項目:接触交代鉱床
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

