凄艶(読み)セイエン

デジタル大辞泉 「凄艶」の意味・読み・例文・類語

せい‐えん〔‐エン|‐ヱン〕【凄艶/凄×婉】

[形動][文][ナリ]ぞっとするほどなまめかしいさま。
芸者というものが何となく―に見えた」〈荷風腕くらべ
[類語]哀婉哀艶婉然婉美婉麗清婉幽婉優婉妖婉

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精選版 日本国語大辞典 「凄艶」の意味・読み・例文・類語

せい‐えん【凄艷・凄婉ヱン・凄&JISEAD1;ヱン】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ぞっとするほどなまめかしいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「杳渺凄婉、商調破に入る」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)四)
    2. 「或は雄健なる或は清麗なる感慨淋漓なるあり、凄婉委曲なるあり」(出典:真善美日本人(1891)〈三宅雪嶺〉日本人の任務)
    3. [その他の文献]〔新唐書‐王起伝〕

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