掻挟(読み)かいはさむ

精選版 日本国語大辞典 「掻挟」の意味・読み・例文・類語

かい‐はさ・む【掻挟】

〘他マ四〙 (「かい」は接頭語)
① はさむ。かかえるようにはさむ。
書紀(720)崇峻即位前七月(図書寮本訓)「万、便ち弓を弛して腋に挟(カイハサム)で、山に向ひて走去(にげゆ)く」
② 争う。せめぐ。〔観智院本名義抄(1241)〕

かき‐はさ・む【掻挟】

〘他マ四〙 (「かき」は接頭語) はさむ。かいはさむ。〔色葉字類抄(1177‐81)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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