掻登(読み)かきのぼる

精選版 日本国語大辞典 「掻登」の意味・読み・例文・類語

かき‐のぼ・る【掻登】

〘自ラ四〙 とりついてのぼる。また、「かき」が接頭語化して、「のぼる(登)」を強めていう。
古本説話集(1130頃か)六四「やうやうかきのぼりて今、巣のもとに、登らんとするほどに」
雪国(1935‐47)〈川端康成〉「杉林のところから掻き登って来たのよ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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