搯巻・轆轤(読み)くるまき

精選版 日本国語大辞典 「搯巻・轆轤」の意味・読み・例文・類語

くる‐まき【搯巻・轆轤】

〘名〙 (「ぐるまき」とも)
① 重いものを、引いたり揚げたりするのに用いる滑車
太平記(14C後)三六「又柱立已に訖り、棟木を揚んとしけるに、搯巻(クルマキ)の綱に信濃皮むき千束入べしと、番匠色を出せり」
② (滑車を用いるところから) =くるまいど(車井戸)
浄瑠璃北条時頼記(1726)四「鼻毛でくるまきの水かへるは汝が性念見ん為」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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