摩堀中筋町(読み)さつまぼりなかすじちよう

日本歴史地名大系 「摩堀中筋町」の解説

摩堀中筋町
さつまぼりなかすじちよう

[現在地名]西区立売堀いたちぼり四―五丁目

薩摩阿波堀さつまあわぼり町の南にあり、薩摩堀川下流の両岸にまたがる東西の町筋。北半分の東と南は薩摩堀川に面し、南半分の東は薩摩堀東之さつまぼりひがしの町に接し、西は南北とも百間堀ひやつけんぼり川に面する。薩摩堀川には東から中筋橋・薩摩橋が架かって南北の町域を結ぶ。明暦元年(一六五五)の大坂三郷町絵図では北岸部分のみが薩摩堀中筋町で、南岸は「さつま堀南かわ町」となっているが、元禄期(一六八八―一七〇四)以降は両岸にまたがって中筋町と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android