撒き餌(読み)マキエ

デジタル大辞泉 「撒き餌」の意味・読み・例文・類語

まき‐え〔‐ゑ〕【×撒き餌/×播き餌】

えさをまいて与えること。
魚や小鳥などを寄せ集めるために、餌をまくこと。また、その餌。寄せ餌。
転じて、人々を誘惑するために広くばらまく金品。「補助金を―にして票を集める」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「撒き餌」の意味・読み・例文・類語

まき‐え‥ゑ【撒餌・播餌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鳥や魚などに餌をまき散らして与えること。また、その餌。
  3. 小鳥を飼う時の餌の一つ。アワ・ヒエ・キビなどの雑穀をさす。粒状で乾いており、そのまま容器に入れて与えることができる。
    1. [初出の実例]「摺餌蒔餌(マキヱ)にて畜んとせば、籠を離て飛去べし」(出典談義本・風流志道軒伝(1763)五)
  4. 魚をおびき寄せるために用いる餌。よせ餌。こませ。
    1. [初出の実例]「魚はまき餌して集めるけど」(出典:青い月曜日(1965‐67)〈開高健〉木を食う男)

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