撞鳴・突鳴(読み)つきならす

精選版 日本国語大辞典 「撞鳴・突鳴」の意味・読み・例文・類語

つき‐なら・す【撞鳴・突鳴】

〘他サ五(四)〙
① (撞鳴) 鐘などを撞いて鳴らす。
日葡辞書(1603‐04)「Tçuqinaraxi, su, aita(ツキナラス)〈訳〉鐘などを鳴らす。つまり棒、槌などで鐘を鳴らす」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一「心臓早鐘を撞鳴(ツキナ)らすように鼓動する」
② (突鳴) 物をはげしく突いて鳴らす。突いて音をたてる。
説経節・さんせう太夫(与七郎正本)(1640頃)上「はしのおもてを、だうだうとつきならし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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