撫回(読み)なでまわす

精選版 日本国語大辞典 「撫回」の意味・読み・例文・類語

なで‐まわ・す ‥まはす【撫回】

〘他サ五(四)〙
手のひらでぐるぐる撫でる。あちらこちらと撫でる。あちらこちらを触ったりいじったりする。
仮名草子伊曾保物語(1639頃)下「その身をあそこここをなでまはして」
② (比喩的に) 同じ物事について、あれこれと考えたり思いをめぐらしたりする。
※五年(1936)〈尾崎一雄〉三「つまらぬことも、撫で廻してゐると面白い」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android