普及版 字通 「攣(漢字)」の読み・字形・画数・意味
攣
23画
[字訓] まげる・かがむ・かける・ひきつる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(らん)。に彎曲するものの意がある。〔説文〕十二上に「係(か)くるなり」とあり、彎曲したものを手にかける意。ものにこだわることを攣拘(れんこう)という。
[訓義]
1. まげる、まがる、かがむ。
2. かける、つながる。
3. かかわる、なずむ。
4. ひく、つる、ひきつる。
5. したう、こいしたう。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕攣 手奈(てなへ) 〔和名抄〕攣 今案ずるに一字に兩訓あり。鷹に在りては阿之乎(あしを)、犬に在りては豆奈(きづな)なり 〔名義抄〕攣 テナヘ・ツヅル・イヌノキヅナ・ヒカフ・アシヲ 〔字鏡集〕攣 ツヅル・イヌノツナ・クツアシ・ヒカフ・アシヲ・ヒク・テナヘ・ツクアシ
[語系]
攣・・liuanは同声。しなやかに、まるく彎曲するような状態のものをいう語である。
[熟語]
攣▶・攣格▶・攣急▶・攣曲▶・攣屈▶・攣拳▶・攣拘▶・攣索▶・攣弱▶・攣縮▶・攣廃▶・攣躄▶・攣攣▶
[下接語]
脚攣・痙攣・攣・拳攣・牽攣・拘攣・膝攣・攀攣・綿攣・憂攣
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報