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放牧 【ほうぼく】

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世界大百科事典 第2版の解説

ほうぼく【放牧 grazing 

家畜草地に放飼いにすること。放牧は草を刈り取って給与するのと違って,直接家畜が利用するため,養分損耗が少なく経済的である。家畜は放牧の間,自由に採食,運動休息することができ,また新鮮大気に触れて陽光十分に浴びるので新陳代謝盛んとなり,健康のためによい結果を生む。ウシ,ウマ,ヒツジなどの草食性家畜の育成期にはとくに欠くことのできない飼養管理方式である。放牧する草地には自然草地を利用する場合と,改良草地に放牧する場合がある。


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大辞林 第三版の解説

ほうぼく【放牧】
 
( 名 ) スル
家畜,特に牛・馬・羊などを放し飼いにすること。 「牧場に馬を-する」


(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

放牧
ほうぼく
grazing

家畜を畜舎飼いではなくて牧場牧野に放って飼育する方法。畜舎飼いより労力節約され,かつ自然の新鮮な空気豊富日光牧草に恵まれ,十分な運動ができるので均整のとれた体躯と,外界に対する抵抗力を養う効果が大きい。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。


Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
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百科事典マイペディアの解説

放牧 【ほうぼく】

家畜を畜舎内で飼わず,草地に放飼いする方式。日本ではおもにウシで行われる草刈の労力が省けるとともに,家畜が自分の好む養分の多い草を採食するので,乳量の増加濃厚飼料の節約に効果がある。
※本文は出典元の用語解説の一部を掲載しています。


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デジタル大辞泉の解説

ほう‐ぼく 〔ハウ‐〕 【放牧】
 
[名](スル)馬・牛などの家畜を放し飼いにすること。「羊を―する」

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監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
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世界大百科事典内の放牧の言及

【ウシ(牛)】より
…体重400~600kg。強健で放牧に適す。(6)ブラーマン種Brahmanアメリカ南部でインド牛のカンクレージ種,オンゴール種,ギル種などを交雑してつくった熱帯地方に適する肉用種。…
【ウマ(馬)】より
…子つきの雌馬などは厩舎(きゆうしや)近くの柵内に自由に放し運動させる。放牧はウマにとってもっとも自然に採食,運動が行えるので,事情の許すかぎり行うとよい。放牧のやり方には舎飼いと併用する半舎飼いがふつうだが,昼夜連続放牧や周年放牧もある。…
【飼料作物】より
…たとえばトウモロコシやオオムギ,ライムギ,ダイズ,サツマイモなどの子実やいもは,人類にとって重要な食糧であり,一般には食用作物として扱われるが,これらの子実やいも,茎葉を餌として与えるために栽培される場合は飼料作物として扱われる。飼料作物は,茎葉または地下部や子実など利用できるところはすべて餌として与えるが,茎葉を中心とした家畜への与え方には,放牧,青刈り,乾草(ほしぐさ),サイレージなどがある。 放牧は,草地に家畜を放し,牧草を自由に食べさせることで,広い面積を利用して粗放な畜産経営を行う場合に適した方式で,また家畜の健康にもよいとされる。…
【農業】より
…収穫は穂首刈りが麦についても行われ,脱穀は穂焼きを行っている。家畜も放牧であるが,作付けをする圃場と放牧地との関係は明確でない。この放牧場が作物作付畑と交替する形をつくっているのが隠岐の牧畑である。…
【牧】より
…近世に存在した隠岐の牧畑などは,このような過程で生まれた耕牧輪転の特殊な牧であるが,一般には村および民衆の利用する規模のより小さい牧が多くなる。そして民衆が共同で牛を放牧する大牧場(おおまきば)のほかに,より小規模の個人牧場としての小牧場(こまきば)も出現してくる。 これに対し幕府諸藩もそれぞれ公の牧を設け,牛馬の飼育に努めた。…
【牧畑】より
…もともと牧の畑という意味で,牧の一部を開墾して農耕地とし,耕作に利用しない期間は放牧地として村民の共同放牧にゆだねる畑地をいう。同じ土地がときには作物の作付けに,ときには牛や馬の放牧に利用され,農耕と放牧とが交替で転換する粗放的な土地利用法は,かつては対馬,種子島,屋久島などでも粗放畑作である焼畑段階の一異型として不完全ながら行われていた。…
※「放牧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。


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放牧に近い言葉→放牧税|昼夜放牧|周年放牧|採草放牧地|時間制限放牧|アルプ放牧地|過放牧|林間放牧|輪換放牧

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