故敵(読み)コテキ

デジタル大辞泉 「故敵」の意味・読み・例文・類語

こ‐てき【故敵/古敵】

古くからの敵。
「是は山門の―、時の侍所なれば、是を討留めよ」〈太平記・三二〉

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精選版 日本国語大辞典 「故敵」の意味・読み・例文・類語

こ‐てき【故敵・古敵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 古くからのかたき。
    1. [初出の実例]「是は山門の故(コ)敵、〈略〉是を討留よ」(出典:太平記(14C後)三二)
  3. 鎌倉・室町時代、過去訴訟相手方をいう。
    1. [初出の実例]「至守護人者、為古敵当敵之条、備支証於本解状、令訴申之上者、可各別人」(出典:薩摩国分寺文書‐元亨三年(1323)一一月日・国分友貞申状)

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