故院(読み)コイン

デジタル大辞泉 「故院」の意味・読み・例文・類語

こ‐いん〔‐ヰン〕【故院】

亡くなった上皇法皇
「―の御子達は、昔の御有様をおぼし出づるに」〈賢木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「故院」の意味・読み・例文・類語

こ‐いん ‥ヰン【故院】

〘名〙
① 崩御された院。すでに死去された上皇や法皇。
紫式部日記(1010頃か)寛弘五年一〇月一六日「古院のおはしましし時」
寺院で、死去した前の主(あるじ)の僧。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android