教育原理(読み)キョウイクゲンリ

デジタル大辞泉 「教育原理」の意味・読み・例文・類語

きょういく‐げんり〔ケウイク‐〕【教育原理】

教育目的意義方法内容などについての、基本的原則や理論的基礎を明確にするための研究
教育職員免許法にある教職専門科目の一。1もとにした教育概説を内容とする。

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精選版 日本国語大辞典 「教育原理」の意味・読み・例文・類語

きょういく‐げんりケウイク‥【教育原理】

  1. 〘 名詞 〙 教育の目的、意義、方法などの基本的な原則や諸問題についての理論的基礎を明らかにしようとする研究。一般に、教育を行なううえでの基本的な考え方をもいう。
    1. [初出の実例]「ただ、新しい教育原理が定まるまでは、体操と算術に、主力を注いだら、どんなものでしょう」(出典:娘と私(1953‐56)〈獅子文六〉二八)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「教育原理」の意味・わかりやすい解説

教育原理
きょういくげんり
principles of education

教育を理論的に解明する根底となる原理,または教育実践の指標となる原則。日本では第2次世界大戦後教職課程の必須科目として教育学概論に代って教育原理 (2~4単位) が設けられた。それは教育という社会的事象を体系的に理解する原則を把握すると同時に,教育実践のための指導原理を明確にし,教育の仕事に直接貢献させようという意図によるものであった。

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