散ける(読み)バラケル

デジタル大辞泉 「散ける」の意味・読み・例文・類語

ばら・ける【散ける】

[動カ下一][文]ばら・く[カ下二]まとまっていたものがばらばらになる。「髪が―・ける」「練り餌が水中で―・ける」
[類語]崩れる乱れる潰乱かいらんするかき乱す乱す崩す破綻

あら・ける【散ける/粗ける】

[動カ下一][文]あら・く[カ下二]
間を離す。ちらばらせる。特に、火や灰などをかき広げる。
「ぷすぷすけぶる雑木を大火箸で―・け」〈藤村千曲川のスケッチ
道や場所をあける。〈日葡
離れ離れになる。ちりぢりになる。
「兵三百余人討たれにければ、東西に―・けて」〈太平記・一九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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