散掛る(読み)チリカカル

デジタル大辞泉 「散掛る」の意味・読み・例文・類語

ちり‐かか・る【散(り)掛(か)る】

[動ラ五(四)]
散って物の上に落ちかかる。「参道に―・る紅葉
散りはじめる。「盛りを過ぎた桜の花が―・る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「散掛る」の意味・読み・例文・類語

ちり‐かか・る【散掛】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 花・葉などが散って、物の上に降りかかる。散って、物の上に落ちる。
    1. [初出の実例]「年をへて花の鏡となる水はちりかかるをや曇るといふらむ〈伊勢〉」(出典:古今和歌集(905‐914)春上・四四)
  3. 散りはじめる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android