散開(読み)サンカイ

デジタル大辞泉 「散開」の意味・読み・例文・類語

さん‐かい【散開】

[名](スル)
広く散らばること。
戦闘のとき、敵の銃砲からの損害を少なくするため、各兵が間隔をおいて散らばること。「散開して、戦闘態勢に入る」
[類語]散る散ずる散らばる散らかる散らかす散らす四散分散拡散飛び散る飛散飛ぶ雲散離散霧散散逸雲散霧消集散離合結集集合集結糾合集中凝集密集蝟集いしゅう群集集積

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「散開」の意味・読み・例文・類語

さん‐かい【散開】

〘名〙
① 広くちらばること。
吾妻鏡‐治承四年(1180)八月二九日「北条殿以下人々拝迎之。数日欝念、一時散開」
② 火力戦闘で、敵の銃砲による損害を少なくするために、各兵が一定の間隔を開く隊形
銃後(1913)〈桜井忠温一四「我軍は忽ちバラバラと散開(サンカイ)してポンポンと打ちかけると」

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普及版 字通 「散開」の読み・字形・画数・意味

【散開】さんかい

広がる。

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