散髪鬘(読み)ざんぱつかつら

精選版 日本国語大辞典 「散髪鬘」の意味・読み・例文・類語

ざんぱつ‐かつら【散髪鬘・斬髪鬘】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ざんぱつかづら」とも )
  2. 歌舞伎の鬘の一つ散切(ざんぎり)にしたもの。斬髪
    1. [初出の実例]「徳善院散髪鬘(ザンパツカツラ)、白衣白袴にて白木三方の上へ順次書の巻物を載せ」(出典:歌舞伎・音響千成瓢(1876)大詰)
  3. 演劇の鬘の一つ。散切(ざんぎり)にしたもの。
    1. [初出の実例]「散髪鬘(ザンパツカヅラ)羽織着流し前垂掛けの番頭にて」(出典:歌舞伎・人間万事金世中(1879)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android