敷舞台(読み)シキブタイ

デジタル大辞泉 「敷舞台」の意味・読み・例文・類語

しき‐ぶたい【敷舞台】

舞楽高舞台の上に置く、四方約5.4メートル、高さ約15~30センチのひのき製の舞台。置き舞台。
所作しょさ舞台

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「敷舞台」の意味・読み・例文・類語

しき‐ぶたい【敷舞台】

〘名〙
① 舞楽の舞台の一つ。通常の舞台の上に高さ四寸(約一二センチメートル)、方一丈八尺(約五・四メートル)の舞台を置いたもの。置舞台
② 仮設された略式能舞台
京童跡追(1667)三「昼は又若宮の前にて能あり、敷舞台(シキブタイ)せばき所なる故に、役者の居座は常と替れり」
歌舞伎で、舞踊時代浄瑠璃・歌舞伎十八番物などの時、すべりをよくしたり足音を高くさせるため、舞台から花道まで檜の板を敷き並べる舞台。置舞台。所作舞台
※楽屋図会拾遺(1802)上「所作舞台 敷(シキ)ぶたいともいへり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の敷舞台の言及

【歌舞伎】より

…舞踊や様式的な時代物などで使う。別名〈所作舞台〉〈所作板〉〈敷舞台〉など。 開帳場(かいちようば)大道具用語。…

※「敷舞台」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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