文化哲学(読み)ブンカテツガク(英語表記)Kulturphilosophie

デジタル大辞泉 「文化哲学」の意味・読み・例文・類語

ぶんか‐てつがく〔ブンクワ‐〕【文化哲学】

《〈ドイツKulturphilosophie文化科学の諸原理について考察する哲学文化本質や成立要因を明らかにするために、その構造や発展法則などを研究対象とする。新カント学派リッケルトらによって形成された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「文化哲学」の意味・読み・例文・類語

ぶんか‐てつがく ブンクヮ‥【文化哲学】

〘名〙 (Kulturphilosophie の訳語) 文化の本質・理念・原理や、文化発展の要因を研究し、また理想的な文化のあり方に照らして現存の文化形態とその意義を批判していく哲学。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「文化哲学」の意味・わかりやすい解説

文化哲学
ぶんかてつがく
Kulturphilosophie

アルベルト・シュバイツァー未完著作。第1部『文化の退廃再建』 Verfall und Wiederaufbau der Kultur (1923) ,第2部『文化と倫理』 Kultur und Ethik (23) 。ここで「生への畏敬」の倫理が展開され,さらに第3,第4部で詳論されるはずであったが,シュバイツァーの死去により未完に終った。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android