文匣(読み)ブンコウ

デジタル大辞泉 「文匣」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐こう〔‐カフ〕【文×匣】

厚紙に漆を塗って作った手箱書類小物を入れるのに用いる。手文庫

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「文匣」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐こう‥カフ【文匣】

  1. 〘 名詞 〙 紙で下張りをし、その上に漆をかけて作った手箱。書物・書類・雑品などを入れるのに用いた。
    1. [初出の実例]「峯のあらしのろんご吹声 たきの糸ふんかうのをもたえだえに」(出典:俳諧・誹諧之連歌(飛梅千句)(1540)第一)
    2. [その他の文献]〔福恵全書‐刑名部・詞訟・放告〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android