デジタル大辞泉 「文句」の意味・読み・例文・類語 もん‐く【文句】 1 文章中の語句。文言。「気のきいた文句」「殺し文句」2 歌謡などで、メロディーに対して歌詞をいう。「歌の文句」3 相手に対する言い分や苦情。不服。「弁償してもらえるのなら文句はない」[類語]苦情・クレーム・不平・コンプレイント・小言・苦言・言いがかり・いちゃもん・嫌み・皮肉・当て付け・毒舌・当て擦り・揚げ足取り・風刺・物言い・難癖・咎め・咎め立て 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「文句」の意味・読み・例文・類語 もん‐く【文句】 〘 名詞 〙① 文章中の語句。文言(もんごん)。[初出の実例]「十軸の文句、たとひ偽なりとも」(出典:正法眼蔵(1231‐53)転法輪)[その他の文献]〔宋史‐許将伝〕② 相手に対する不平や苦情。[初出の実例]「台所へ板を並べてお飯を喰べさせるに文句(モンク)が入る物か」(出典:わかれ道(1896)〈樋口一葉〉中)③ 歌謡などで、その節に対して歌詞をいう。もと、レコードの詞章を印刷して添えたものもいった。[初出の実例]「嗾(けしか)けるやうな壮士節の文句(モンク)を応用して」(出典:恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉一四) もんぐ【文句】 「ほっけもんぐ(法華文句)」の略。[初出の実例]「亦、摩訶止観・文句・章䟽等を学び翫て」(出典:今昔物語集(1120頃か)一三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「文句」の読み・字形・画数・意味 【文句】もんく 文章・章句。〔世説新語、文学〕郭象~(向)秀の義(荘子注)の世に傳へざるを見、に竊(ぬす)みて以て己のと爲し、乃ち自ら秋水・至樂の二にし、馬の一を易(か)ふ。其の餘の衆は、或いは句を定點するのみ。字通「文」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報