斎館(読み)サイカン

デジタル大辞泉 「斎館」の意味・読み・例文・類語

さい‐かん〔‐クワン〕【斎館】

神職などが神事に携わる前に心身を清めるためにこもる建物神館かんだち。ものいみのたち。いみどの。

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精選版 日本国語大辞典 「斎館」の意味・読み・例文・類語

さい‐かん‥クヮン【斎館】

  1. 〘 名詞 〙 神事のとき、潔斎などのため、神官などが参籠する殿舎。いみだち。かんだち。いみどの。〔神道名目類聚抄(1699)〕 〔風俗通‐恠神〕

いみ‐だち【斎館】

  1. 〘 名詞 〙 神事潔斎のため、神官などがこもる建物。神館(かんだち)さいかん。〔皇太神宮儀式帳(804)〕

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普及版 字通 「斎館」の読み・字形・画数・意味

【斎館】さいかん(くわん)

ものいみする建物。〔風俗通、怪神曰く、天子、妖を見るときは則ちを修め、侯はを修め、大夫は家を修め、士は身を修むと。乃ち齋(つ)きて、と寢とをる。

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