斑ける(読み)もどろける

精選版 日本国語大辞典 「斑ける」の意味・読み・例文・類語

もどろ・ける【斑・文】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]もどろ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
  2. まだらにする。模様をつける。
    1. [初出の実例]「石を彫り木を文(モトロケ)たり」(出典:大唐西域記長寛元年点(1163)七)
  3. 入れ墨をする。
    1. [初出の実例]「男女(をとこをむな)(ならひ)椎結(かみをあ)げ身(み)を文(モトロケ)て為人(ひととな)り勇(いさ)み悍(こは)し」(出典:日本書紀(720)景行二七年二月(北野本訓))
  4. 身を苦しめる。
    1. [初出の実例]「財家(せんか)の奴焼(たく)汐𤇆に、其身を彩(モトロ)け手桶に肩を楽め」(出典:浮世草子・近代艷隠者(1686)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android