斑斑(読み)ハンパン

デジタル大辞泉 「斑斑」の意味・読み・例文・類語

はん‐ぱん【斑斑】

[ト・タル][文][形動タリ]まだらであるさま。色・模様などが入りまじるさま。
「身に―たる若葉の影を帯びつつ」〈蘆花自然と人生

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精選版 日本国語大辞典 「斑斑」の意味・読み・例文・類語

はん‐ぱん【斑斑】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 ( 「はんはん」とも ) まだらなさま。また、さまざまな色や模様、また濃淡の入りまじるさま。
    1. [初出の実例]「庭前隠暎茂青草、階上班々点碧銭」(出典:凌雲集(814)奉和聖製春女怨〈小野岑守〉)

むらむら‐&GIE599;し【斑斑】

  1. 〘 形容詞シク活用 〙 色の濃淡が一様でなくむらである。転じて、心がむらで定まらない。
    1. [初出の実例]「つき草の移し心やいかならんむらむらしくも成ぬべき哉」(出典:馬内侍集(11C前))

斑斑の派生語

むらむらし‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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普及版 字通 「斑斑」の読み・字形・画数・意味

【斑斑】はんはん

点々としているさま。

字通「斑」の項目を見る

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