斧正(読み)フセイ

デジタル大辞泉 「斧正」の意味・読み・例文・類語

ふ‐せい【×斧正】

他人の書いたものに遠慮なく筆を加えて正すこと。詩文添削を頼むときにへりくだって用いる語。「斧正を請う」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「斧正」の意味・読み・例文・類語

ふ‐せい【斧正】

〘名〙 (おので正す意) 他人の書いたものに遠慮なく筆を加えたり、削ったりすること。詩文の添削を請う時にへりくだっていう語。叱正(しっせい)
俳諧去来抄(1702‐04)先師評「元は、先師の斧正有し凡兆が句也」

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普及版 字通 「斧正」の読み・字形・画数・意味

【斧正】ふせい

名手に刪正を乞うときの語。〔荘子、徐無鬼〕に「人(えいひと)堊(あく)(漆)もて其の端を慢(ぬ)ること蠅(ようよく)の(ごと)し。~匠石、斤を(めぐ)らして風をし、~堊を盡せども傷つかず。人、立ちて容を失はず」という話にもとづく。民国・魯迅〔書信集、増田渉に致す〕中國小上す。~大いに斧正を加へられんことをる。

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