新体力テスト(読み)しんたいりょくテスト

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「新体力テスト」の意味・わかりやすい解説

新体力テスト
しんたいりょくテスト

文部科学省が実施する体力,運動能力テスト。 1999年これまでのスポーツテストを全面的に見直し導入された。国民体位の変化,急速な高齢化,スポーツに関する研究・学問進展に対応し,きめ細かな体育・スポーツ指導や行政上の基礎資料として活用することを目的とする。実施要項は6~11歳,12~19歳,20~64歳,65~79歳の4つの年齢区分別に設けられている。テスト項目としては握力,上体起こし,長座体前屈がすべての年齢区分に共通してあり,64歳までは反復横跳び,立ち幅跳びなどが導入されている。また 65~79歳には開眼片足立ち,10m障害物歩行,6分間歩行といった独自のメニューが定められている。評価は,各テスト項目の得点表に基づく得点から総合得点を出す。

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