新作曲派協会(読み)しんさっきょくはきょうかい

世界大百科事典(旧版)内の新作曲派協会の言及

【現代音楽】より

…また戦後には,旗幟鮮明な創作理念をかかげたいくつかの作曲家グループの活動も開始された。〈新作曲派協会〉(1946結成。清瀬保二,松平頼則,早坂文雄ら),〈新声会〉(1946結成。…

【早坂文雄】より

…雅楽に素材を求めたオーケストラ曲《古代の舞曲》(1938)で,ワインガルトナー賞を獲得し,以後東京に居を移し,東洋的な時間と空間の感覚を生かした〈汎東洋主義〉という作風を掲げて,《左方の舞と右方の舞》(1942)などの作品を発表。第2次大戦後は,清瀬保二,松平頼則らと〈新作曲派協会〉を結成し,民族主義的な交響組曲《ユーカラ》(1955)で注目された。《羅生門》(1950),《雨月物語》(1953)など映画音楽にも大きな功績を残し,また〈汎東洋主義〉の思想と様式は,武満徹らの新しい世代の作曲家に影響を与えた。…

※「新作曲派協会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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