新利根村(読み)しんとねむら

日本歴史地名大系 「新利根村」の解説

新利根村
しんとねむら

面積:二九・五九平方キロ

郡南部にあり、村の南を新利根川、北を小野おの川が貫流し、北は江戸崎町、東はあずま村、南は河内かわち村、西は龍ケ崎市と接する。集落は両河川に挟まれた台地とその南面に多くあり、両河川の沿岸は江戸前期に開発された水田単作地帯となっている。角崎すみざきで交差する二本の主要道路は鹿島工業地帯、新東京国際空港の造成で、近年は自動車の通行が激しい。昭和二〇年代まで新利根・小野両河川の水害に悩まされてきたが、国や県の大規模な農業水利事業が施行され、現在は大水害はほとんどなくなった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報