新子・新妓(読み)しんこ

精選版 日本国語大辞典 「新子・新妓」の意味・読み・例文・類語

しん‐こ【新子・新妓】

〘名〙
① 新しく遊女芸者になったばかりの者。初見世(はつみせ)娼妓江戸深川遊里で多く用いられたことば。また、新人役者などにもいう。
※評判記・野郎立役舞台大鏡(1687)富山小八良「当年新子三幅一対の中尊左座は松本右座は山村と、ある人のほうびせられしは」
洒落本古契三娼(1787)「おやはらからのためとて、十七のとし新子(しンこ)となりて土橋へ出てより」
② (新子) 幼魚の称。特にコノシロでは、体長五センチメートルほどのものにいう。《季・秋》

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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