新孤立主義(読み)しんこりつしゅぎ(英語表記)new isolationism

百科事典マイペディア 「新孤立主義」の意味・わかりやすい解説

新孤立主義【しんこりつしゅぎ】

米国の外交政策上の原則一つ。第2次大戦以後顕著となった過大な国際政治への関与や対外的な干渉政策の制限を主張するもの。1950年代から現れ,孤立主義系譜を継ぐものだが,国際政治の主導権は確実に掌握しておこうとする点で孤立主義とは異なる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「新孤立主義」の意味・わかりやすい解説

新孤立主義
しんこりつしゅぎ
new isolationism

モンロー主義前提として 1960年代の後半期からアメリカで使われはじめた用語。以前の,防衛策としての消極的孤立主義とは異なり,アメリカ第一主義的・積極的である。具体的には,ベトナムからの撤収対外援助削減など,対外問題を縮小して国内問題を重視すべきだという考え方

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android