新田 新作(読み)ニッタ シンサク

20世紀日本人名事典 「新田 新作」の解説

新田 新作
ニッタ シンサク

昭和期の実業家 明治座社長



生年
明治37(1904)年4月1日

没年
昭和31(1956)年6月25日

出生地
福井県

学歴〔年〕
小学校卒

経歴
17歳で上京し、終戦直後裸一貫から日本橋浪花町に新田建設を興して成功した。昭和22年戦災で焼失した日本橋浜町劇場・明治座の復興期成会を組織し、三田政吉の協力を得て、25年明治座を再建して社長に就任。またスポーツ復興にも尽力し、25年元関脇の力道山を引きとってアメリカで1年間修業をさせ、28年新田建設の敷地内に日本初のプロレス道場リキジムを開設。力道山を中心としたプロレスブームの立役者となった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「新田 新作」の解説

新田新作 にった-しんさく

1904-1956 昭和時代の実業家。
明治37年4月1日生まれ。戦後,東京で新田建設をおこし,ついで昭和25年明治座を復興して社長となる。また元力士の力道山(りきどうざん)をプロレスラーにそだてあげ,プロレス隆盛の基礎をきずいた。昭和31年6月25日死去。52歳。福井県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android