デジタル大辞泉
「新続古今和歌集」の意味・読み・例文・類語
しんしょくこきんわかしゅう〔シンシヨクコキンワカシフ〕【新続古今和歌集】
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しんしょくこきんわかしゅう シンショクコキンワカシフ【新続古今和歌集】
室町時代にできた、二一番目の
勅撰集。二〇巻。歌数は二一四四首。永享五年(
一四三三)後花園天皇の命により
飛鳥井雅世が撰し、同一一年完成。真名序・仮名序共に
一条兼良の
執筆。代表歌人は
飛鳥井雅縁、藤原良経、後小松院、藤原俊成、同定家、
頓阿、後
鳥羽院、
足利義教など。
以後も勅撰集の計画はあったが、
応仁の乱のため挫折して、これが最後の勅撰集となった。しんぞくこきんわかしゅう。新続古今集。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
新続古今和歌集
しんしょくこきんわかしゅう
室町時代の第 21勅撰和歌集。勅撰和歌集の最後の集。飛鳥井 (あすかい) 雅世撰。 20巻。 2144首。永享 11 (1439) 年完成。一条兼良 (かねら) の執筆した仮名序,真名序がある。撰者の関係から,飛鳥井家,二条派,武家歌人などが重んじられている。『新古今和歌集』追随の傾向が顕著。
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新続古今和歌集
しんぞくこきんわかしゅう
室町中期,最後の勅撰和歌集
1439年成立。20巻。歌数2144首。後花園天皇の命で飛鳥井雅世 (あすかいまさよ) 撰。鎌倉時代以後の勅撰集が二条家流・京極家流によって撰進されていた慣例を足利義教の圧力で破る。温雅な歌が多い。
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報