方響・方磬(読み)ほうきょう

精選版 日本国語大辞典 「方響・方磬」の意味・読み・例文・類語

ほう‐きょう ハウキャウ【方響・方磬】

〘名〙 古代中国・朝鮮日本打楽器。小さい鉄板一六枚を上下二段に並べ、槌で旋律的に打つ。唐以後の宮廷楽に用いる。日本には奈良朝に伝わり、正倉院に鉄板九枚が遺存する。ほうけい(方磬)。
続日本紀‐天平七年(735)四月辛亥「銅律管一部、鉄如方響、写律管声十二条」 〔楽府雑録‐方響〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android