デジタル大辞泉の解説
にほん【日本】
わが国の国号。アジア大陸の東方にあり、北海道・本州・四国・九州および周辺諸島からなる島国。首都、東京。行政上、1都1道2府43県に分けられる。総面積37万7815平方キロメートル。総人口、1億2746万(2006)。
◆古くは大和(やまと)地方を基盤とする大和政権によって国家統一がなされたところから「やまと」「おおやまと」と称したが、大化の改新のころ「日出づる処(ところ)」の意で日本(ひのもと)と称し、奈良時代以降これを音読して「ニッポン」または「ニホン」というようになった。古く、大八嶋国(おおやしまぐに)・葦原中国(あしはらのなかつくに)・葦原千五百秋瑞穂国(あしはらのちいおあきのみずほのくに)などの美称がある。明治22年(1889)には「大日本帝国憲法」の制定により「大日本帝国(だいにっぽんていこく)」が国号として用いられ、昭和21年(1946)には「日本国憲法」の公布により「日本国」が国号となったが、読み方は統一されていない。大和政権以降、公家による律令時代、武家による封建時代を経て19世紀後半の明治維新により近代国家としての基礎が確立。日清・日露戦争と第一次大戦で領土を台湾・南サハリン・朝鮮に広げたが、第二次大戦に敗戦、日清戦争以前の領域となった。→にっぽん(日本)
[類語]大和(やまと)・日の本・八洲国(やしまくに)・大八洲(おおやしま)・秋津島・敷島・葦原(あしはら)の中つ国・豊葦原(とよあしはら)・瑞穂(みずほ)の国・和国(わこく)・日東・東海・扶桑(ふそう)・神州・本邦・本朝・ジャパン・ジパング
にっぽん【日本】
わが国の呼び名。→にほん(日本)
◆「日本」が「ニホン」か「ニッポン」かについては決定的な説はない。「日」は漢音ジツ、呉音ニチで、ニチホンがニッポンに音変化し、発音の柔らかさを好むところからさらにニホンが生じたものか。ジパング・ジャパンなどはジツホンに基づくものであろう。国の呼称としては、昭和9年(1934)に臨時国語調査会(国語審議会の前身)が国号呼称統一案としてニッポンを決議したが、政府採択には至っていない。日本放送協会は昭和26年に、正式の国号としてはニッポン、その他の場合はニホンといってもよいとした。日本銀行券(紙幣)や国際運動競技のユニホームのローマ字表記がNipponなのは、先の事情による。外務省では、英語による名称はジャパンJapanを用いている。なお本辞典では、両様に通用する語については、便宜上「にほん」の見出しのもとに集めた。
[名・形動]《安永・天明(1772~1789)ごろの江戸での流行語》日本一であること。すばらしいこと。また、そのさま。
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